実績
国内大手ファッションビル運営会社 デジタルマーケティング基盤構築
- 顧客企業は、スマートフォン、ソーシャルメディアの普及に伴い、ウェブサイト訪問及びウェブサイト訪問をきっかけとした実店舗来店/購買の機会の損失が生じているのではないか、という問題意識を持っていました。
- これは、同社の顧客の視点に立って言えば、実店舗での体験とウェブサイト上での体験とのギャップが拡大し続けているということでした。
- そのためクライアント企業は、ソーシャルメディア制作支援業務を担える外部パートナーを欲しており、また制作業務の上流—戦略策定においてもパートナーを必要としていました。
- 受注規模
- 約5,000万円
- 工期
- 18か月
- 役割
- 当社はプロジェクト期間中を通して、フェーズに応じたチームを構築しプロジェクトに提供しました。
- 戦略策定
フェーズ
- 当社からはコンサルタント及びアシスタントの計2名が関与。クライアント企業 現業部門へのヒアリングや、競合調査といった調査を行い現業分析を行った後、「全員参加型体験創造」「オムニチャネル化」というコンセプトを取りまとめ提示しました。その後は新たな自社メディア(ウェブサイト)の具体的な像のプランニングにも参画。当該フェーズの成果物である戦略定義資料は、クライアント企業の経営会議に上程され、1.5ヶ年に渡る作業として承認されました。
- 要件定義・設計
フェーズ
- 当社からは引き続きコンサルタントが関与するとともに、SEが参加。またプロジェクトの遂行に関与するためのアシスタントをアサインしました。戦略策定フェーズでプランニングされたメディアプランニングの内容について、当社が主体となり具体的な要件・仕様に取りまとめ、機能設計を行いました。また要件策定に当たっては、クライアント企業の意向もあり、画面デザイン・挙動を優先的に検討することとなりました。当社はデザイン系作業と並行し、技術調査とフィージビリティチェック・フィージビリティスタディを担当。またフェーズ中のマスタスケジュール管理も行いました。加えて、インフラ環境の要件の定義、方式設計も行いました。
- 開発フェーズ
- 開発作業に際して、当社はプロジェクトマネージャ以下のべ20名弱のチームを編成し、開発作業を遂行。本件プロジェクトは要件定義を終え開発に移った後も画面の追加・変更、機能の追加・変更が発生し続けましたが、プロジェクト全体としての変更要求管理も当社が集約して実施しました。
- 展開フェーズ
- クライアント企業が保有する自社メディア(ウェブサイト)は数十に及ぶ数であったこと、また関与者へのトレーニングに期間を要することから、全社への新システム適用には半年をかけることとなりました。当社からは作業ディレクション・コントロールを行うディレクタをアサインし、その配下に、コンテンツ・インフラ・アプリの各運用保守チームを配置し、差分管理・メンテナンスを行いながら、システムの横展開を遂行しました。